経営者(社長など)の権利と義務
経営者には、どのような権利があるのでしょうか?
中小企業では、経営者(やその親族)が会社のすべての株を所有していることが多く、経営者=株主という図式になる場合もありますが、「経営者」としての権利や義務を見てみましょう。
経営者(社長など)の権利
経営者の権利
- 会社の経営方針や規則などを決めます(取締役会などで)
経営者(社長など)の義務
経営者の義務
- 決まったことは議事録に残し、労働者の権利を守りつつ、株主のための利益追及をするため、経営の舵取りをしなければなりません。
- 労働者の権利を守るために、労働基準法にのっとった経営、規則や協定を定める必要があります。
給与を労働者に支払うことや取引先に債務の支払いをすることは「会社」の義務です。役員である社長や取締役が個人財産を投げうってまで、従業員への賃金を支払わなければならないということではありません。(個人連帯保証をつけた場合や、無限責任会社(合資会社や合名会社など)は、賃金支払いの責任があります)